なんと無茶なことに、拳銃のかたちをしたマウスがある。買ってしまった。

たまにガンシューティング・ゲームをやりたくなる。ハウス・オブ・ザ・デッドなど、いくつ持っているのだろう。先日もSteam版が激安で、つい買ってしまった。
ブラウン管時代は、家庭でもカジュアルに光線銃が使えた。液晶テレビでは使えなくなった。コントローラではおもしろくない。Wiiリモコンは悪くなかったが、Switchのジャイロはドリフトが激しすぎてダメ。マウスなら遊べるが、撃っている感じはない。
拳銃の形をしたマウス、ErgoStrike7、これは可能性があるかもと思った。カーソルを動かすのはマウスと同じだから銃口を向けるわけではないが、そこだけ身体が適応すれば、撃っている感はありそう。そして、撃つ(クリックする)たびに振動するらしい。
設定ツールがWindowsのみという弱点はあるが、有線接続すればParallelsでOKだったのでギリセーフ。
いくつかのゲームで遊んでみた。かなり良い。カーソル位置をマウス的に合わせるのは、それほど気にならなかった。センター位置にマウスを戻すのは直感的ではないが、細かいことだ。リコイル(撃ったときの衝撃)はまったく期待外れで、FireGripで良かったかもしれない。
などとささいな違和感はあるが、全体の体験は不思議なぐらい、とても良い。
リコイルも、銃口を向けて狙う感じも、ライトガンと別物だが、マウスとは違って、ガンシューティングをやっている気になる。不思議なことに。
狙いを調整するのが上手くできるから良いのだろうか?マウスと比べて、左右ボタンを均等に押せるのが良いのだろうか?
(左ボタンで撃ち、右ボタンで弾の装填という操作がよくあるのだが、マウスはボタンが左右に並んでいて、指の長さが違うので、均質に押せないのだ。ゲームの展開が超忙しくなったとき、うまく押せないことがままある。ErgoStrike7だと、その悩みが解消される)
あるいはシンプルに、銃を構えている身体の形が良いのだろうか?
(両手で何かを持つのは、人間にとって何か良い作用があるのだろうか?テニスのラケットも、両手で持つ。ゲームのコントローラも両手で持つ。両手で持つだけじゃなく、相手に向けて構えるのが良いのだろうか?クルマのハンドルも、両手で構えて、前にチカラを向けているのが本質なのだろうか?)
両手で操ることが人間の精神に作用するなら、両手操作に最適化したポインティングデバイスがあれば良いのだろうか? そういえばThinkPadのトラックポインタ、好きな人は好きだったなあ(ぼくもどちらかというと好きだ)。
一見無茶な、拳銃のかたちをしたマウス。人間の身体運用と心持ちについて、いろいろ考えを促してくれた一品となった。しかし、なぜわりといいじゃんと思えるのか。謎は深まるばかりである。
