病院に行くと、最初に採血をする。採血ブースのなかの道具箱のような白い箱に、黒いマジックで手書きのちいかわが描かれていた。遠目でも、一瞬で「あ、ちいかわ」とわかる。すごい造形ですよね。すごすぎ。

コテンラジオのどこかの回で、なんらかの脅威に対抗するとき、世界標準はストロングスタイル。つまり、強いものが勝つ。脅威には強くある。が標準的、ところが日本は「かわいい」でいこうとする、という話があった。

(武士はストロングスタイルじゃないかという疑問も湧くが、これはまた別の話)

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そういう目で見るとたしかに、「異物」に対して「かわいい」で(無意識的に)対抗する傾向がある。

昔々だが、黒電話やティッシュの箱を、かわいい布で包んでいる人が多かった。電話という「謎のテクノロジー」への不思議さ・不気味さを「かわいい」で包んで無力化していたのだとも考えられる。ティッシュの箱を包むのは謎ですけれども。

スマホも耳を生やしたり、シールを貼ったり、「かわいく」しているのがよくあった。「謎のテクノロジー」の脅威を「かわいい」で防いでいるんだろうなあ、と思いながら眺めていた。

「スマホをかわいく」はずいぶん減ったので、スマホは怖くなくなったように見える。近ごろはカバンに「かわいいもの」をぶら下げているのが多い気がする。あれは何の脅威から、身を守っているのだろう? 「一歩そとに出れば、世界すべてが脅威」と感じているのだろうか?

よく知らないのだが、どうやら「ちいかわ」が老若男女を問わず評判を取っているらしい。

「ちいかわの盾」は、なんの脅威を無力化してるんでしょうかね。